「そごう本店、大丸に売却 大阪・心斎橋、セブン&アイが交渉」
 そごうと西武百貨店を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスそごう心斎橋本店大阪市)を売却する方針を固め、大丸を傘下に持つJ・フロントリテイリングと交渉に入った。北海道の西武百札幌店と旭川店も百貨店運営から撤退する検討を始めた。長引く百貨店不況を受け、大手百貨店は経営統合し、グループごとに店舗統廃合を進めてきた。ただ最近の消費不振は深刻で、初のメガ百貨店同士の大型店売買に踏み出す。

 セブン&アイは傘下に百貨店事業を担うミレニアムリテイリングそごう・西武百)を持ち、全国に28店舗ある。メガ百貨店の中では相対的に店舗数が多く、最近の消費不振を受け、主力店を含むリストラに踏み切る。これを受け、全国で百貨店各社の整理が加速する公算が大きい。

[2月3日 日経新聞]

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○小売の統合と、百貨店の統合の差異
 ・百貨店は統合によるスケールメリットが活かしにくいのではないか
  ・食品においては当てはまるが、装飾品においては高くて希少なものの方が好まれるのではないか