僕は映画が結構好きで、月に2、3本ぐらい観る。

僕が好きな映画のポイントは、話が面白いことはもちろんだけれど、登場人物が格好いいことだ。

その格好良さの一つが服装である。
服装は時に、台詞よりも多弁に登場人物を表すと思う。
例えば、「パルプ・フィクション」で細身のブラックスーツで決めていたギャング二人が、いきなりボロボロのTシャツとジーンズ姿になった時には皆さん笑ったはず。彼らのライフスタイルに合うのはスーツの方であり、その真逆の格好であるぼろいTシャツと短パンには違和感を覚えたのではないだろうか。もちろんこの場合良い意味での違和感と言えるだろう。この違和感が引き立つのも、ブラックスーツがバッチリ決まっていたからだと思う。

何が言いたいかというと、ライフスタイルに合っていて、センスのある服装をしている登場人物は映画を引き立てると言うことである。


最近見た「太陽を盗んだ男」の沢田研二の服装も格好良かった。



グレーのスーツはゆったり目のシルエットで、ネクタイとのバランスも良い。

最近流行りのアイテムでもあるナイロンブルゾンもきれいに着ている。こう観るとメンズノンノ等のファッション誌のスナップでよく見かける渕上さんに雰囲気が似てる気がする。


昨年あたりからセレクトショップでも見かけるスイングトップ。シャツとの組み合わせが格好いい。この映画を見た後に、ビームスに行ってバラクータを試着してきたんだけど、自分には残念ながら似合わなかった(笑)